十六、創価学会にまつわる反社会的行為に疑問を感ずる





　創価学会にまつわる社会的事件は、数多くあります。そのなかには学会員や公明党議員が起こした事件もありますが、それ以上に注目しなければならないことは、創価学会本部が直接引き起こした社会的不正（ふせい）事件です。
　過去に創価学会がおこした事件としては、 ○言論出版妨害（げんろんしゅっぱんぼうがい）事件
○選挙時の替（か）え玉（だま）投票事件
○共産党・宮本委員長宅電話盗聴（とうちょう）事件
○池田のスキャンダルをもみ消そうとした「月刊ペン」事件 などがあります。
　また、近年に至（いた）っては特に金銭（きんせん）がらみの事件が多く、 ○一億七千万円入り金庫投棄（とうき）事件
○ルノワール絵画（かいが）取り引き疑惑（ぎわく）

○墓地造成（ぞうせい）にかかわる脱税事件
○株売買による損失補填（そんしつほてん）問題 などを起こしています。
　人々を正しく導（みちび）くべき宗教団体が、数々の社会問題を起こしていること自体（じたい）、創価学会が、決して健全な宗教団体でないことを示しています。このような事件は、すべて創価学会の体質に起因（きいん）するものであり、その悪（あ）しき体質は池田が会長に就任（しゅうにん）したことによって、学会本部の中に醸成（じょうせい）されたのです。
　このような創価学会に対して、宗門は慈悲（じひ）をもって信徒団体として認め、その体質改善（かいぜん）を願い、折にふれて善導（ぜんどう）してきました。ところが学会は、いっこうに懺悔（ざんげ）改悛（かいしゅん）することなく、むしろ、いよいよ慢心（まんしん）を強めて御法主上人の教導（きょうどう）に反発し、誹謗中傷（ひぼうちゅうしょう）を重ねて日蓮正宗の教義・信仰に背反（はいはん）したため、やむなく宗門は創価学会を破門（はもん）したのです。
　日蓮大聖人が、 「体（たい）曲がれば影（かげ）ななめなり」（諸経と法華経と難易（なんい）の事（こと）　御書１４６９頁） と仰せられたとおり、創価学会が数々の社会的事件を起こしていることは、とりもなおさず、創価学会の信仰自体が誤（あやま）ったものであることを物語っています。