十五、創価学会が他宗教と協調していることに疑問を感ずる





　創価学会は、平成五年十二月十六日、東京都内のホテルで、かつて「邪宗教」と罵（ののし）っていた立正佼成会（りっしょうこうせいかい）の幹部と、共存共栄（きょうぞんきょうえい）をはかるための話し合いをしました。これは朝日新聞や読売新聞にも報道されています。
　さらに創価学会は、天台（てんだい）宗・真言（しんごん）宗・浄土真（じょうどしん）宗・天理教（てんりきょう）などの諸教団を訪問し、「今まで『邪宗教』呼ばわりし、済（す）まなかった」とお詫（わ）び行脚（あんぎゃ）を行いました。
　また創価学会は、多くの邪宗教団とともに「平和フォーラム」なるものを開いて他宗との協調（きょうちょう）路線を進めています。
　かつて池田大作自身も、 　「真言亡国（ぼうこく）・禅天魔（てんま）、法を下（さ）げるだけでしょう」（第三十五回本部幹部会　池田大作スピーチ） と、日蓮大聖人の四箇（しか）の格言（かくげん）を侮蔑（ぶべつ）する発言をしています。
　日蓮大聖人は生涯（しょうがい）、四箇の格言を旨（むね）として諸宗を破折（はしゃく）し、妙法を弘通（ぐずう）されました。
　四箇の格言を否定（ひてい）する池田の発言や、邪宗（じゃしゅう）に迎合（げいごう）する創価学会の行動は、自（みずか）らの保身（ほしん）と勢力拡大（かくだい）をはかるためのものであり、日蓮大聖人の御化導（けどう）に反逆（はんぎゃく）する大謗法（ほうぼう）であることは明かです。