四、創価学会員から「反逆者」「恩知らず」との烙印を押さ
れたくないから脱会できない





　世間では、いかがわしい暴力団や不良グループを離（はな）れ、正常な社会人として立ち直ろうとする人に対して、元（もと）の仲間（なかま）から「反逆者（はんぎゃくしゃ）」「恩知（おんし）らず」と罵倒（ばとう）されることもよくあるようです。もし、それを恐（おそ）れて、正常な社会人として立ち直ることをためらう人がいるならば、あなたはその人に、どのような忠告（ちゅうこく）をするでしょうか。おそらくあなたは、どんなに罵倒されようとも、それに負けず、勇気をもって立ち直るよう忠告するのではないでしょうか。
　あなたが創価学会を脱会するに際（さい）して、たとえ学会員から「反逆（はんぎゃく）者」「恩（おん）知らず」などと罵（ののし）られたとしても、それによってあなたが本当の反逆者・恩知らずになるわけではありません。
　むしろ仏法の道理に背（そむ）き、御本仏日蓮大聖人に反逆する創価学会こそ、邪悪（じゃあく）な恩知らずの集団なのです。ですから、あなたが創価学会と決別（けつべつ）して正しい道を歩みはじめることによって、心ない学会員から恨（うら）みの言葉を投げつけられたとしても、そのようなものは、謗法の毒気（どっけ）に狂った者たちの世迷言（よまいごと）ですから、まったく歯牙（しが）にかける必要のないものです。そのような悪口（わるくち）は、かえってあなたにとって名誉（めいよ）なことというべきです。
　正しい仏法を信仰するとき、あなたは「反逆者」「恩知らず」どころか、さらに立派な人格者となっていくことを確信してください。