二、御本尊にめぐり合えたのは池田名誉会長と創価学会の
おかげだから脱会できない





　これまで自分が信心をすることができたのは「池田名誉会長と創価学会のおかげ」といって感謝するあなたは、人間として恩義（おんぎ）を大切にする人柄（ひとがら）なのでしょう。
　人間は人生のなかで数多くの恩を受けているものです。しかし、多くの恩恵（おんけい）のなかで、何が一番根本となるのかを考えなければなりません。
　あなたは、せっかく値（あ）いがたき御本尊にめぐり合えたのですから、御本仏日蓮大聖人の教えに従（したが）った根本の報恩（ほうおん）感謝の道を歩むべきです。
　日蓮大聖人は、 　「末代（まつだい）の凡夫（ぼんぷ）、三宝（さんぼう）の恩を蒙（こうむ）りて三宝の恩を報（ほう）ぜず、いかにしてか仏道を成（じょう）ぜん」（四恩抄　御書２６８頁） と仰せです。
　三宝とは、日蓮大聖人とその御当体（ごとうたい）である本門戒壇（かいだん）の大御本尊、そして日興上人をはじめとする御歴代（れきだい）上人であり、この三宝はすべて、富士大石寺に正しく伝えられています。あなたが恩を感じているという創価学会は、もともと会員の信心を育成（いくせい）するために設（もう）けられた信徒団体であり、現在のような、池田大作の権力（けんりょく）や学会の利権（りけん）を守るためのものではなかったのです。
　あなたがかつて人生の師と仰（あお）いだ池田大作は、すでに三宝破壊（はかい）・血脈（けちみゃく）否定（ひてい）など、大聖人の仏法に反逆（はんぎゃく）する大謗法（ほうぼう）者となっています。こうした邪師（じゃし）に恩を感じて学会に身を置いておくことは、大聖人の教えに背（そむ）くことになり、あなた自身も悪業（あくごう）を積むことになります。 　「師なりとも誤（あやま）りある者をば捨（す）つべし」（曾谷（そや）殿（どの）御返事　御書１０３９頁） との御金言（きんげん）どおり、あなたは今すぐ学会を脱会すべきです。