|
唱題行（一月四日）の砌
新年、おめでとうございます。
私が今さら改めて申し上げるまでもないことでありますが、今日の世相は国内外ともに
こうした混沌とした世の中を救うことができるのは、ただ大聖人様の仏法以外にはないことは、既に『立正安国論』においてお示しのとおりであります。しかし、この『立正安国論』の原理に従って私達が折伏
「此の法門を申すには必ず魔
であります。
すなわち魔が競うのは、それは我らが受持信行し奉るところの仏法こそ閻浮第一の妙法にして、唯一、末法一切衆生救済の根源の法なるが故であります。故に、大聖人様は『観心本尊抄』に、
「今末法の初め、小を以て大を打ち
このように仰せあそばされております。また『高橋入道殿御返事』には、
「末法に入りなば迦葉・阿難等、文殊・弥勒菩薩等、薬王・観音等のゆづられしところの小乗経・大乗経並びに法華経は、文字はありとも衆生の病の薬とはなるべからず。
と仰せあそばされております。さらにまた『経王殿御返事』には、
「あひかまへて御信心を出だし此の御本尊に祈念せしめ給へ。何事か成就せざるべき。『充満其願、如清涼池』『現世安穏、後生善処』疑ひなからん」（同六八五頁）
と仰せられているのであります。
この御本仏の大確信に触れるとき、我らはもっと自らの信心に確信を持ち、自信を持って自行化他の行業に励んでいかなければならないと思います。なぜなら、大御本尊への絶対の確信が自らの一生成仏のためにも、また折伏実践の場においても、大きくものを言うからであります。
したがって、大御本尊への絶対の確信と強盛なる信心があれば、三障四魔はもとより、いかなる困難、いかなる障害が立ちはだかろうが、必ず乗りきっていけるのであります。
どうぞ皆様方には、本年「行動の年」に当たって、一人ひとりが広大無辺なる大御本尊様の功徳を確信し、力強く、たくましく、折伏に、また唱題に励み、もって、それぞれが平成二十一年へ向かって行動を起こし、必ずや日顕上人から賜った「地涌倍増」と「七万五千の大結集」を達成されますよう、心からお祈りする次第であります。
御命題達成まであと二年、各講中が真の僧俗一致・異体同心して
|