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今年の少年部合宿は、七月三十一日と八月一日の二日間、総本山大石寺で行われます。
今回は、新たな御命題に向かって歩み始めて、最初の合宿に当たります。
そこで、合宿で行われる行事を通して、合宿に参加する意義をお話したいと思います。
①御開扉
この合宿登山の第一の目的は、少年部の皆さんが元気にご登山し、本門戒壇の大御本尊様に御目通りを申し上げ、みんなで心を合わせて広宣流布のお役に立てるよう御祈念することにあります。背筋を伸ばし、正しい合掌の姿勢で本門戒壇の大御本尊様を拝して、しっかりとした口調で、真剣に御題目を唱えましょう。
②丑寅勤行・広布唱題会
丑寅勤行は、御法主上人猊下が広宣流布御祈念のために行われる勤行です。また、今年の合宿は、第一日曜日に当たっていますから、御法主上人猊下の大導師で行われる総本山の広布唱題会にも参加します。
御法主上人猊下大導師で行われる勤行・唱題会に参加させていただけることは、本当に有り難いことです。積極的に参加させていただいて、お友達と共に折伏を行う人に成長していけるよう御本尊様にお誓いいたしましょう。
さらに、広布唱題会では御指南を賜ります。静かに拝聴してください。
③少年部大会
御法主上人猊下の御指南は、私たちが信心をしていく上での大切な指針です。猊下様の仰せのままに信行に励むために、しっかりと拝聴しましょう。
また、お友達の体験発表もあります。この体験発表では、お友達が信心によって得た経験を語ってくれます。皆さん一人ひとりが自分の体験と照らし合わせて聞きましょう。どれもすばらしいお話ばかりです。でも、一生けん命信心することで、御本尊様の功徳はみんなも体験できるんですよ。感想をまとめてみるのもよいですね。また、この機会に自分も体験を書いてみましょう。日頃の反省にもなります。
このほかには、合唱もあります。みんなで元気に歌いましょう。
④鼓笛隊コンクール
鼓笛隊コンクールは、楽しい行事の一つですね。
このコンクールの主役は誰だと思いますか。やはり鼓笛隊の皆さんでしょうか。練習の成果が発揮できるように努力するお友達は、すばらしいです。美しい演奏で、妙音を響き渡らせることでしょう。
しかし、その妙音を聞いて喜ぶ少年部員の皆さんや、皆さんをお世話する方々、みんなが一体にならないと鼓笛隊コンクールは成功しません。ですから、参加する全員が主役なんですね。
今回は、三十九地方部三十五隊が参加する予定です。今から、とても楽しみですね。
少年部合宿は未来広布の資糧
もう一つ、少年部合宿に参加することには、とても大切な意義があります。
現在、青年部で活躍するお兄さん、お姉さんの中にも少年部合宿に参加して学び、広布の第一線で活躍している方が多くいます。あるお兄さんは、
「私は少年部合宿に参加して、決められた日程にしたがって言われた通り行動するだけで精一杯でした。でも、信心という同じ目的を持った多くのお友達と仲よく参加することによって、立派に成長することができたと思います。
特に、私はよく注意を受けました。参道を走ったり、静かにお話を聞かなければならないときにお友達としゃべっていたのです。また、丑寅勤行に参加するため客殿に入場するとき、服装の乱れを青年部の方に注意され、急いで宿坊に帰って着替えて戻り、汗を流しながら参加したことを覚えています。
参加していたときは判りませんでしたが、とても貴重な経験でした。今でも体が覚えています。これらが資糧となって今の信心に励む自分の姿勢が築かれていると思います。また、あのとき仲よくなったお友達とは、今でも固い絆で結ばれています」
とお話してくださいました。
皆さんは、未来の広布を担う大切な人材です。一人ではできない大きなことも大勢の仲間がいればできます。でも、やはり、大勢の中の一人ひとりの信心がしっかりしていることが大事なんです。一人ひとりがそれを自覚して、進んで参加しましょう。
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