第１６歩
　～大納骨堂～

　

　奉(ほう)安(あん)堂(どう)の東(ひがし)側(がわ)に大(だい)納(のう)骨(こつ)堂(どう)があります。

　この建(たて)物(もの)は、昭(しょう)和(わ) 35（1960）年12月、総(そう)本(ほん)山(ざん)第(だい)66世(せ)日(にっ)達(たつ)上(しょう)人(にん)により、10万(まん)体(たい)の遺(い)骨(こつ)を収(しゅう)容(よう)できる納骨堂として建(こん)立(りゅう)され、昭和44（1969）年に現(げん)在(ざい)の地(ち)に移(い)転(てん)新(しん)築(ちく)されました。

　その後(ご)、地(じ)震(しん)対(たい)策(さく)等(とう)に鑑(かんが)み、平成(へいせい)17（2005）年3月、第67世日(にっ)顕(けん)上人の御(ご)発(はつ)案(あん)により、大納骨堂の一(いち)部(ぶ)を改(かい)築(ちく)し、中(ちゅう)央(おう)部(ぶ)には参(さん)詣(けい)可(か)能(のう)なロッカー式(しき)墓(ぼ)地(ち)形(けい)態(たい)の納骨壇(だん)棟(とう)が完(かん)成(せい)しました。

　この納骨壇棟は、10間(けん)四面(めん)の3階(かい)建(だ)てで、内(ない)部(ぶ)には3種(しゅ)類(るい)のロッカー式納骨壇が約(やく)1,000基(き)収容可能で、須(しゅ)弥(み)壇(だん)中央の御(ご)宝(ほう)前(ぜん)には、日顕上人の常(じょう)住(じゅう)御(ご)本(ほん)尊(ぞん)が御(ご)安(あん)置(ち)されています。

　また、納骨壇棟の前(まえ)には、大(だい)聖(しょう)人(にん)・日(にっ)興(こう)上人・日(にち)目(もく)上人の三(さん)師(し)塔(とう)が建立されています。

　さらに外(がい)周(しゅう)には、これまで同(どう)様(よう)、一(いち)時(じ)預(あずか)りの遺骨を収(しゅう)蔵(ぞう)する納骨堂があり、これに加(くわ)えて永(えい)久(きゅう)納骨堂と合(がっ)葬(そう)所(じょ)が建(けん)設(せつ)され、一時預りとして約135,000体、さらに永久納骨堂には、約3,000体の遺骨が収(しゅう)納(のう)できるようになっています。

　本(ほん)宗(しゅう)では、古(こ)来(らい)より常(じょう)盆(ぼん)・常(じょう)彼(ひ)岸(がん)といわれるように、常(つね)日(ひ)頃(ごろ)からの先(せん)祖(ぞ)供(く)養(よう)はもとより、お盆やお彼岸の際(さい)には、怠(おこた)ることなく先祖の追(つい)善(ぜん)供養をしていくことが大(たい)切(せつ)です。

　そのためには、まず自(みずか)ら進(すす)んで、日(ひ)々(び)の勤(ごん)行(ぎょう)・唱(しょう)題(だい)、そして折伏に励(はげ)み、盂(う)蘭(ら)盆(ぼん)会(え)には家(か)族(ぞく)皆(みな)で参詣し、お塔(とう)婆(ば)を建(た)てて、その功(く)徳(どく)をもって先祖供養をしていきましょう。

　また、世(せ)間(けん)には誤(あやま)った宗(しゅう)教(きょう)により、誤った先祖供養をしている多(おお)くの人(ひと)たちがいます。その人たちに日(にち)蓮(れん)正(しょう)宗(しゅう)の正(ただ)しい教(おし)えを伝(つた)え、一(いっ)緒(しょ)にお寺(てら)に参詣して正しい先祖供養を行(おこな)い、共(とも)に幸(しあわ)せになっていきましょう。